ミューレの西洋剃刀

先日ミューレさんとの商談にてとてもスペシャルな二本を手に入れました。
どちらも日本ではまだ正式にリリースされていない先行商品をうちの新店舗にとご紹介して頂きました。
なんでもドイツをはじめヨーロッパでは本格的なレザー剃刀を求めるコアなファンの需要があるようでこちらがそれに向けて作られた完全オーダーメイドの西洋剃刀。
黒の替刃仕様のレザーは持ち手部分に名入れのサービスも出来るとの事。こちらのモデルもなかなかの逸品でまた改めてスペック等のご紹介が出来ればと思います。
新しい店舗ではただ商品を陳列し販売するだけではなく実際手にとって試しにクリームを泡立てたり更にはお髭をその場で剃っていただけるそんな実体験も可能なブースをご用意。
毎日の洗面場でどういった物を使ってどんな方法手順でどの様にすれば快適で適当なグルーミングが出来るのかを一緒に考えさせて頂くそんな新しい店の在り方をご提案させて頂きたいと思っております。

ACCA KAPPAのスキャルプ用ブラシ

Four Generations of Master Artisans Who Lovingly Strive for Authentic Beauty That Can be Seen in Every Detail. なんかいいメッセージですよね。
 実はこれ密かにはまっていて、天然ゴムのクッションとナイロンのループ状が合わさった独特のブラシによる頭皮へのタッチはなんとも言えない気持ち良さ。
ほぼ毎日の風呂上がりから就寝までのルーティン。ドライヤーをかけながらのブラッシングは正にやみつきの領域で就寝前にはピローにホワイトモスをワンプッシュ。グリーンマンダリンのハンドクリームをつけてベッドに潜り込めば朝までぐっすりと眠れる。
年始早々から久しぶりに酷く体調を崩したから健康のありがたさや大切さを改めて再確認。日々の美容健康に対するマインドを少しずつ取り戻していければと思っています。

noguchiのソリッドパフューム

今年最後の投稿は次はこんな練り香水の様なアフターシェーブが作りたいという思いを込めて…私が選んだ香りは「情熱」嗅いだ瞬間直感でフィレンツェの調香師に作ってもらったっていうのを見事に当ててしまったw
私は大事な人と会う時やいい仕事をしたい時にそっと手首や首筋につけるようにしています。

確か野口さんとは20年ぐらい前にパリで出会ったきり時を経てまさかこんな形で魅了されるとは思いもよりませんでした。その当時パリで買ったお菓子の缶をケースにして使っていますが皆さんは是非オリジナルのケースをご購入下さいね笑

来年は新たな事業の拡張に加え新鋭な内定者をバーバー10周年に迎える予定ですのでどうぞご期待下さい。それではどうぞ良いお年を!

馬毛の毛払いブラシ

確か浅草で買った馬毛のブラシ。
今では貴重となった高級な馬毛だがこれが細かい髪や打ち粉などを実にキレイに払い落としてくれる。猪毛にはない細い毛先としなやかさ、そして独特のコシと粘りがあるのが特徴。
髪は猪、髭にはアナグマ、そして毛払いは馬の毛。
人間は動物との共存の中で多くの道具を生み出してきた。今一度地球や生態系の事を考えながら本物を大切に残していく作業をしなくてはいけない。

Taylor of Old Bond Streetのトラベルグッズ

今回はロンドンを視察した際に撮ったこの画がきっかけで企画を立ち上げました。
「旅」をテーマに私が個人的にセレクトしたグルーミングアイテム達。
専用のケースにコンパクトに収納できる替刃カミソリや
本格的なアナグマ毛を使用したケース付き小型バジャー。
更に本物志向の方にはシングルレザーもご用意させて頂きました。

これらの道具は9月末までご注文を受け付けておりますので興味のある方はぜひ店頭で実際手に取ってご検討下さい。
POP UPの開始は8月17日木曜日から
シェービングクリームをはじめプレシェーブやアフターシェーブは店頭でお買い上げ頂けますので各商品の詳細や価格等オーナー樋口までお気軽にお声掛け下さい。

この機会を通じて少しでも旅先で嗜む時間の大切さを感じて頂けたら嬉しいです。

ABCのヘアローション

イタリアはミラノで一番古い理髪店「アンティカ・バルビエリア・コッラ」
今まで色んなヘアトニックや育毛ローションを使ってみたけどこれほど芳醇で上質な香りには触れたことがなかった。物価の高騰でなにかと考えさせられるけど本当に良い物はずっと使い続けたいものである。

HERMESのハンドケアクリーム

レ・マンとはフランス語で手という意味。「手に宿る美のしぐさ」とは言いませんが、施術でお客様の顔や肌に触れるので毎晩のハンドケアは欠かせません。ある方から戴いたことがこれを知るきっかけだったのですが少量を擦りこむだけで次の朝驚くほどに手荒れをリカバリーしてくれます。

イソップのシェービングセラム

クリームじゃなくて石鹼でもないこのテクスチャーがシェーブの汎用性を広げてくれて、肌が弱い女性や子供から髭が硬くて濃い男性そして外国人までをも満たしてくれる。
そこでひとつ考えて頂きたいのがブラシとの相性やセラム量の配合バランスが剃り心地に大きく関係するということ。

私はクレンジングとしても施術で使うので熊野のシャクダやヤギの細い毛のブラシを使い少ない量のセラムでフワフワのホイップの様に繊細な泡をつくります。
またお髭の濃い方やしっかりとした剃り心地を感じたい方にはアナグマや豚毛のブラシを選びセラムの量は多めでこっくりとした濃厚でクリーミーな泡にして髭や肌をたっぷり覆います。
みんなせっかくいいものを持ってるのにきちんと使えてるのかな?

そういえば中岡さんレディースシェービングの専門店をつくるっていってたよなぁ…

ソリスのドライヤー

さすがはスイス製。使い続けて四半世紀とにかく壊れない。

それにちゃんとブラシと連動したブローが出来る。
便利さと快適の追及は人間をズボラで横着にしているだけで決して髪に艶と頭皮の健康状態をつくることは出来ない。

ナルトの梳き鋏

このフレーミングなんか気に入ってますw
私のは別注、静刃と動刃がなぜ逆だか解りますか?

これも修行時代のマスターと店長の影響。仕事を終えられたら緊張してこの鋏を拭いて一日を終えていたのを思い出します。そうそんな時代です…

こんな感じで今年は色々な「道具」を紹介しましたが私自身が見直せて改めて私達職人にとっての道具が如何に大切かを再確認するいい機会になりました。また来年も引き続き物事の奥行や本物をご紹介できればと思います。