イソップのシェービングセラム 22/02/2023 by barberhiguchi クリームじゃなくて石鹼でもないこのテクスチャーがシェーブの汎用性を広げてくれて、肌が弱い女性や子供から髭が硬くて濃い男性そして外国人までをも満たしてくれる。 そこでひとつ考えて頂きたいのがブラシとの相性やセラム量の配合バランスが剃り心地に大きく関係するということ。私はクレンジングとしても施術で使うので熊野のシャクダやヤギの細い毛のブラシを使い少ない量のセラムでフワフワのホイップの様に繊細な泡をつくります。 またお髭の濃い方やしっかりとした剃り心地を感じたい方にはアナグマや豚毛のブラシを選びセラムの量は多めでこっくりとした濃厚でクリーミーな泡にして髭や肌をたっぷり覆います。 みんなせっかくいいものを持ってるのにきちんと使えてるのかな?そういえば中岡さんレディースシェービングの専門店をつくるっていってたよなぁ…
ソリスのドライヤー 11/01/2023 by barberhiguchi さすがはスイス製。使い続けて四半世紀とにかく壊れない。 それにちゃんとブラシと連動したブローが出来る。便利さと快適の追及は人間をズボラで横着にしているだけで決して髪に艶と頭皮の健康状態をつくることは出来ない。
ナルトの梳き鋏 14/12/2022 by barberhiguchi このフレーミングなんか気に入ってますw私のは別注、静刃と動刃がなぜ逆だか解りますか?これも修行時代のマスターと店長の影響。仕事を終えられたら緊張してこの鋏を拭いて一日を終えていたのを思い出します。そうそんな時代です…こんな感じで今年は色々な「道具」を紹介しましたが私自身が見直せて改めて私達職人にとっての道具が如何に大切かを再確認するいい機会になりました。また来年も引き続き物事の奥行や本物をご紹介できればと思います。
光のシザーズ 09/11/2022 by barberhiguchi 気がつけばもう30年以上使い続けているヒカリの鋏。刈り込みから仕上げさらにはドライやストロークカットまでこなすオールラウンドプレーヤー。大振りでありながらしっくり手に馴染むこの形と重量感は正に熟練した職人による手造りだからこその造形美。 そして何といっても一番は切れ味と耐久性。いつまでも長切れしてくれる理由は蛤状にアールのついた刃付けだからこそ可能にし、切り口の断面も美しいので髪が傷みにくく枝毛や切れ毛を軽減するカットが施せます。「まず初めにいい鋏を買いなさい」と修行先の先生や先輩に言われ当時何十万もかけ店から借金をしてまでも買ったこの鋏達が今でも私の人生を支えてくれている。あの時のお言葉に感謝です 。
泉州と今治のフェイスタオル 12/10/2022 by barberhiguchi うむ、どちらも甲乙つけがたい。そんな日本には100年以上も歴史を持つこんなに柔らかくて気持ちいいタオルがある。 そう、世界に誇れる日本のモノづくり。今そしてこれからは全てのジャンルでより一層この基準が求められると思うし、何も高いお金を出してわざわざ海外のブランドを買う必要はもはや無い。 私達はまずこれらの良質なタオルを首に巻くところから仕事を始めます。
水牛角のコーム 14/09/2022 by barberhiguchi さて問題ですw髭をトリミングする際に使いやすく肌のアタリが最高に気持ちのいいコームはどれでしょう?その昔中国では解熱や解毒の為の漢方薬としても用いられたそうです。また「かっさ」という伝統的な自然療法で毛細血管の拡張・汗腺分泌や血液循環の正常化・血圧低下などの効果があり長期間続けていく事で、疲労解消や免疫力の増加などの効果が期待できるとのこと。素材的に動物性のたんぱく質から出来ているのでオイルやクリーム等の油分とも相性が良いのも頷ける。あと日本では静電気が起きにくい櫛として「柘植(つげ)の櫛」が有名ですが、この水牛角の櫛は柘植櫛より更に静電気が起きにくいというから驚きです。唯一親から譲り受けた天洋のコームやミリ単位の仕上げ櫛として私の仕事には欠かせない大切な道具のひとつです。
サンタマリアノヴェッラのシェービングクリーム 13/07/2022 by barberhiguchi 正に映画のワンシーン。こっくりとしたクリームで髭を包み込んだら慎重にレザーを入れていく…夏のシェービングは断然これ。剃った後アフターケアが必要ないぐらい滑らかでイタリアの匂いとラテン好みのひんやりとした爽快感が肌にじわっと残ります。…なんだけど、もうこれが使えなくなります。買えなくなります。残念ながら本国での製造が中止になったようです。 京都店で告知を受けた時はショックだったけど、バーバーヒグチの為にと最後のひとつをバックヤードから出してきて頂いた時には感動したなぁ。なくなり次第もう二度と体感出来ませんのでご希望の方はシェービングの前に「サンタマリアノヴェッラで」と一声掛けて下さい。ノンアルコールのエマルンジョンやフェイストニックは引き続きマストです。
BARBER HIGUCHIのプレシェーブオイル 29/06/2022 by barberhiguchi 「あなたの肌を守りたい」このコピーはボツになったけどwほんと今回はそんな思いでじっくり時間を掛け丁寧に作り上げました。 思い返せばどうしても 香りに納得がいかずサンプルを作り直してもらった事で精油の配合が変わり、偶然にもオイル自体に重さが加わったことで他にはない絶妙な濃度の触感に仕上がったこと。 ボトルやパッケージデザインも海外の香水や化粧品に負けないよう一切妥協せず京都にあるブランドを中心にMADE IN JAPANにこだわりぬいた事で、プロダクトの醍醐味というべき遊び心や手作り感が商品価値としての奥行きを増し本当に見事なまでの完成度の高さとなった。 お陰様で志の高い同業者の方々にもご好評頂いてるのが何より嬉しい。最後にjournalページファンの皆様だけにこっそりこのオイル使いの裏技を…洗顔前にTゾーンを中心にまずこれを塗布して軽くマッサージをし乳化することで皮脂の汚れや毛穴の黒ずみを除去します。またおやすみ前に肘、膝、踵やくるぶし等の皮膚が硬くなった部分を軟らかくしたり、爪の強化と成長を促すネイルオイルとしてもお薦めです。私も営業でこれを使ってシェービングをするようになってからその日の晩の手指のもちもちプルプル感が本当に凄いなと実感しております。
鼈甲の理容櫛 07/06/2022 by barberhiguchi こないだマエタさんと呑んでて話になった「理容の仕事は左手でする」という先人からの教え。べっ甲の効能効果は語りだしたらきりがないけど、まず素材的に夏は涼しく冬は暖かく感じるという細やかな心遣いができる事。そして何度も優しく梳かすことで頭皮の血行を善くしたり神経をリラックスさせてマッサージのように疲れをとってくれる働きがあります。 顔剃りにおいては剃刀をそっと肌において優しく左手で皮膚をひっぱってみてはどうだろう?おそらく多くの理美容師がカットはハサミやバリカンで、シェービングはレザーや刃物で仕事をしスピードやテクニックを競いあっているが、今一度カットはコームでシェービングは添えた手でやってみては如何なものでしょうか。