ビュリーのビアードコーム 28/08/2024 by barberhiguchi 正式にはOFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)今から200年以上前のパリで二番目に古い 薬局をラムダン・トゥアミとヴィクトワール・ドゥ・タイヤック夫妻によってリブランディング された総合美容専門店である。これは代官山に一号店が出来た時に買った物で脚フェチの自分にとっては即決の代物ですがw今ではもう手に入んないんじゃないかな。塗装も剥げるほど使い込んでいるのですが流石スイスの工房で職人が手作りしてるだけあって肌へのアタリやコーミングの滑らかさは唯一無二。植物由来のアセテート製ですが反りや歪みなども全くと言っていいほど出てこない。 先日もあるお客様とビアード(髭)についての話になったのだが、やはり関心はどんな物を使ってどのように整えれば良いのか?これは我々プロフェッショナルにも言えることだけど一体どれだけの理容師が髭に対してのHOW TOやメソッドそして知識を持って対応しているのであろう?いつも思うのがこの国はせっかくいいものを世界中から集めてくるにも関わらず例えば「シェービング」「グルーミング」といった商品名やジャンルに対して一般大衆はもとよりプロも関心がなかったり知らなかったりと全く本末転倒である。そこには如何にブランド至上主義であってステータスが大事でロゴが好きでw文化的な成熟や快適な生活そして更には健康的サステナブルに残念ながらまだまだ落とし込めてはいない。来る9月9日月曜日に私が企画運営するセミナー業務Grooming Loungeではそういった素晴らしい商品や人の技術を通じてきちんと生活の役に立ったりそれ相応の対価が実感に繋がるような活動にしていければと思います。次は一般の方やこれからの時代を担っていく専門学生達にも向けて伝えたい。今後もどうぞお楽しみに。